IBMは10月19日に、2022年第3四半期の連結決算を発表しました。それによると総売上高は前年同期比6%増(為替変動の影響を除いた場合は15%増)の141億ドル(約1兆9400億円)でした。
今期の業績についてIBM会長兼CEOのアービンド・クリシュナ氏は、次のように述べています。「IBMは、戦略の実行に注力し続けてきた結果、第3四半期に力強い収益増加を実現しました。 当社の全ポートフォリオの結果からも明らかなように、全世界で、お客様はテクノロジーをビジネス強化の機会として捉えています。年初来の業績から、当社は2022年度通期で1桁台半ばを上回る収益の成長を見込んでいます」
主なハイライトは以下のとおりです。
・ソフトウェア事業の収益は7%増、為替変動の影響を除いた場合は14%増
・コンサルティング事業の収益は5%増、為替変動の影響を除いた場合は16%増
・Power Systemsを含むインフラストラクチャ事業の収益は15%増、為替変動の影響を除いた場合は23%増
・ハイブリッドクラウドによる収益は過去12カ月間で、15%増の222億ドル、為替変動の影響を除いた場合は20%増
第3四半期のセグメント別業績とハイライトは、次のとおりです。なお%はすべて前年同期比で、為替変動の影響を除いたものです。
ソフトウェア事業
・売上高:58億ドル、14%増
►分野別
・ハイブリッド・プラットフォーム&ソリューション:8%増
・トランザクション・プロセッシング:33%増
コンサルティング事業
・売上高:47億ドル、16%増
►分野別
・ビジネス・トランスフォーメーション:14%増
・テクノロジー・コンサルティング:17%増
・アプリケーション・オペレーション:17%増
インフラストラクチャ事業
・売上高:34億ドル、23%増
►分野別
・ハイブリッド・インフラストラクチャ:41%増
・IBM Z:98%増
・分散インフラストラクチャ(Power、ストレージなど):21%増
・インフラストラクチャ・サポート:5%増
[iS Technoport]