日本IBMはこのほど、Power10サーバーのエントリーモデルであるPower S1014のサブスクリプション提供を発表しました。
機械グループP05のPower S1014(4コア)が対象で、25人以上のIBM iユーザーという条件を満たせば、IBM i 7.3以降のOSが、3年、4年、5年の各期間で利用できます。また、各期間で1年以上の更新が可能とのことです。
支払いは、サブスクリプションの登録日を起点として1年ごとに支払うシステムで、利用料金は「1ユーザー月額55ドル(約8000円)未満」と、米IBMは公表しています。また「支払い条件と価格は、サブスクリプションの期間中、変更されない」としています。
Powerサーバーのサブスクリプションは、今年5月にPower S914(P05、4コア)を対象とするものが発表されましたが、その内容はプロセッサとIBM i OSのみ(IBM i 7.2~7.5)で、1年、2年、3年、4年、5年の期間を選択できるというものでした(中途解約は不可)。
今回はプロセッサとIBM i OSに加えて、システム拡張のためのI/Oアダプターや、内蔵ストレージのNVMe、バックアップ用RDXも含めています。これにより、今回のサブスクリプションをベースにアプリケーションやソフトウェアを搭載するだけでPower10サーバーのオンプレミスでの利用が可能になります。
・IBMの製品発表レター「IBM(R)iシステム・サブスクリプション・オファリング」
https://www.ibm.com/downloads/cas/JP-JAJPJG22-0142-CA/name/JP-JAJPJG22-0142-CA.PDF
[iS Technoport]