IBMはこのほど、2021年第2四半期(4~6月)の決算を発表しました。総売上高は187億ドルで前年同期比3%増、前期(2021年第1四半期)に続いて、2四半期連続の前年同期比プラスになりました。2期連続のプラスは約3年(11期)ぶりのことです。
事業部門別の業績は、次のとおりです。
・クラウド&コグニティブ・ソフトウェア:売上高61億ドル、6.1%増
・グローバル・ビジネス・サービス:売上高43億ドル、7%増
・グローバル・テクノロジー・サービス:売上高63億ドル、0.4%増
・システム:売上高17億ドル、7.3%減
全体の業績に貢献したのはハイブリッドクラウドで、会長兼CEOのアービンド・クリシュナ氏は、「お客様のハイブリッドクラウド・プラットフォームの導入が、グローバル・ビジネス・サービスとソフトウェアの好業績に貢献し、全般的に収益が改善しました」と語っています。クラウドの売上高は前年同期比13%増の70億ドル、売上高全体の37%を占めるまでになっています。
以下の図表は、決算発表で説明に使用されたものです。
[iS Technoport]