回答
「担当者の世代交代により、システムの構造・詳細を把握できない」「IBM iに不慣れなため、保守・改修に時間がかかる」「システムの改修・保守で影響範囲に見落としが生じる」と悩む、IBM iユーザーの声をよくお聞きします。
IBM iは運用歴の長いケースが多いので、長期にわたる改修・保守作業の過程で、ドキュメントが失われ、システムがブラックボックス化し、ベテラン開発者に知識の属人化が起きています。これがアプリケーション構造の把握が難しくなる主な原因です。
そこでアイエステクノポートでは、IBM i向けアプリケーション開発保守支援ツールとして「SS/TOOL-ADV」をご提供することで、こうした課題の開発に取り組んでいます。
SS/TOOL-ADVの最大の特徴は、IBM iのシステム稼働環境の実行オブジェクトにより、アプリケーション構成情報をリアルタイムに分析している点です。
プログラム解析、プログラム修正に伴う影響範囲の特定、データベース解析などはすべて、システム上で今、動いているオブジェクトから導き出すので、最新のシステム情報をオンラインで即時に可視化できます。
長年にわたる努力の積み重ねにより、自社業務に最適化した形で完成している基幹システムという大切な財産を継承し、技術者の世代交代を円滑に進め、今後のDX実現に対応していくためにも、SS/TOOL-ADVによる資産の可視化が重要です。