回答
IBM iのデータベースであるDb2 for iには、企業の生命線ともいうべき重要データが格納されています。今まではこれらのデータをIBM i上だけで利用していましたが、今後はオープン系を含めた他システムと水平連携しながら、基幹データ活用のレベルアップを図っていく必要があります。
連携の考え方や手法はさまざまですが、アイエステクノポートでは、Db2 for iのデータをCSV、XLSX、XML、JSONなどのオープン形式フォーマットに変換して、他システムと連携するIBM i向けデータ抽出・変換ツール「i-D2cx」をご提供しています。
もちろんIBM iには、標準コマンドとしてDb2 for iのデータを他のフォーマットに抽出・変換する機能が搭載されています。ただしこれには手組みでアプリケーション側にプログラムを作成する必要があり、フォーマットの変更などが生じるために、これらのプログラムを変更・修正しなければなりません。
i-D2cxは、「今あるプログラム資産・データ資源をそのまま活用しながら、他システムとの連携を実現する」というコンセプトの下に開発されました。簡単な操作で必要データを他システムと連携でき、プログラムの作成・変更は一切不要です。フォーマットの変更などが生じた場合も、パラメータ設定を変更するだけで対応可能です。
