当社アイエステクノポートは、株式会社イグアス様のIBM Power Systems Virtual Server(以下、Power Virtual Server)検証環境を利用して、当社3製品のPower Virtual Server環境における稼働を検証しました。
検証の目的は、当社製品のクラウドサービス化を検討するにあたり、今後需要が見込まれるPower Virtual Serverにおいて、どのような手順で導入するべきか、正常に動作するかを確認する必要があるためです。検証は今年3月に実施しました。
検証対象製品
検証したのは、次の3製品です。
・UT/400-iPDC(高機能グラフィカルPDF作成ツール)
・SS/TOOL-ADV(アプリケーション開発保守支援ツール)
・S/D Manager Object管理(ソフトウェア資産管理ツール)
検証環境
検証環境の構成は、以下の通りです。
・IBM Power Systems Virtual Server
S922(CPU:0.25Core、メモリ:8GB、OS:IBM i 7.2、1次言語:2962(日本語環境)、QCCSID:65535)
・イグアス社様川崎本社間とIBM Cloud上のPower Virtual Server間のVPN接続環境を利用
検証内容
UT/400-iPDC
・製品導入が正常に完了することを確認
・主要機能の操作ができることを確認(オーバーレイ編集、PDF変換、ファイル転送)
SS/TOOL-ADV
・製品導入が正常に完了することを確認
・主要機能の操作ができることを確認(リソースおよび、コンパイルによるアプリケーション分析情報の取得、エクセル作成、PDFファイル作成)
S/D Manager Object管理
・製品導入が正常に完了することを確認
・主要機能の操作ができることを確認(リソース情報の取得、PDFファイル作成)
検証結果
総評
上記のように、3製品がPower Virtual Server環境において、正常に導入・稼働することを確認しました。
イグアス様の総評
IBM Power Systems Virtual Server環境で最初にパブリックネットワーク接続でsshトンネリング機能下で検証いただきましたが、FTPやNetServer、Navigator for iなどでサポートされないことが判明しました。
当社のプライベートネットワーク接続環境で検証していただき、上記問題は解決しました。
IBM iの高機能グラフィカルPDFやアプリケーション開発保守支援ツールとソフトウェア資産管理ツールも問題なく稼働を確認できました。多くのIBM i ユーザー様に安心してご利用いただければと存じます。
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検証結果のレポートをイグアス様サイトよりダウンロードしていただけます。
「IBM Power Systems Virtual Serverでのアイエステクノポート製品の稼働検証結果」